コスパ村のあんぱんです。
元不動産屋で営業をしていたこともあります。
目次
①この記事で扱う問題
この記事は、
「持ち家って、コスパ良いのだろうか。」
「買おうか借りていようか迷っていて、どうすればよいのかわからない」
という方向けの記事です。
②結論
動く必要がないなら買った方がコスパが良いです。
以下詳述します。
③60歳を過ぎて一人になったら家は貸してもらえない
日本では、60歳を過ぎた一人での入居者は断られる事が多いです。
審査は通ったとしても、その話を持っていくときにオーナーさんに言わなければいけないんですよね。
「一人暮らしの高齢の方に貸して、事故物件になるリスク、わざわざ取る必要はないのではないでしょうか。」
当然の話ですよね。
いや、60歳を過ぎていても夫婦同居ならいいんです。
子供が居ればいいんです。
でも一人だと、倒れても誰もわからなかったり、危ないですよね。
結婚してるから?子供がいるから?
もちろん、今は夫婦でも子供が居ても、当人同士の離婚や子供の結婚など、何があるかわからないのが人生ではないですか。
その時に住む家、無いんですよね。
URは貸してくれます。ただ、希望の場所で空いているというのはマレです。
希望の場所、あるじゃないですか。
夫婦が別居しても、子供が家庭を持っても。
都心で働いている子供とか、親戚の近くに住んでいたりしたいじゃないですか。
なかなか人気のエリアのURは空いているものではありません。
④賃貸はコスパが悪い
あとですね、賃貸はコスパが悪いです。
家族4人用としての住居を例に考えてみましょう。
a. 35年ローンで土地付の新築戸建てを買う場合
300万円の頭金のほか、2500万円の35年ローンを組んで2600万円の戸建ての家を買おうとするとき、今の金利0.6%で計算したら月々のローンは66,007円です。
固定資産税が毎年15万円かかり、35年間の中で真ん中の一回200万円かけて外壁塗装しなければいけないとすると、35年間住むのにかかるコストは、
3,000,000円+(66,007円×12か月+150,000円)×35年+2,000,000円=32,972,940円
です。
さらにその後200万円かけて建物を解体して、1000万円で土地を売れば、
24,972,940円で35年間住めることになります。
もちろん、古屋にしばらくそのまま住むのであればその間は月々の負担はありません。
b. 35年間同等の賃貸物件を借りた場合
大体郊外で買った場合と同じようなレベルの戸建てを借りると、月々12~17万円くらいが相場です。
仮に15万円だと考えれば、
150,000円×12か月×35年=63,000,000円
持ち家は4割のコストで済みます。
⑤まとめ
もし引越しそうな方であれば、賃貸の方がよいでしょう。
ただし、コスパは持ち家の方が圧勝です。
また、老後一人になると賃貸では希望の場所ではまず貸してもらえません。
シニアマンションは通常の賃貸よりも高くさらにコスパが悪いです。
おそらく多数派とは反対意見になると思いますが、もし、引っ越すことなど考えられないのであれば、私は持ち家をおすすめいたします。